▽中国独立系製油所、ベネズエラ産原油をイラン産などで代替へ=業界筋<ロイター日本語版>2026年1月8日午前 10:46 GMT+9

Siyi LiuFlorence Tan

[シンガポール 7日 ロイター] – 中国の独立系製油所は、米国によるベネズエラのマドゥロ大統領拘束後に出荷が停止しているベネズエラ産原油について、今後数カ月のうちにイランなどからの原油に切り替えると業界筋は見ている。

トランプ米大統領は6日、最大20億ドル相当のベネズエラ産原油を米国に輸出することで同国と合意したと発表。 もっと見る

これにより、中国へのベネズエラ産原油の供給が抑制され、中国の独立系製油所への安価な原油供給が減少する可能性が高いとアナリストは指摘する。世界最大の原油輸入国である中国は、制裁対象となっているロシア、イラン、ベネズエラからの割安な原油の主な買い手だ。

スパルタ・コモディティーズのアナリストは、ロシア産やイラン産の原油は十分にあり、一部のベネズエラ産原油もすでに海上にあるため、独立系製油所は非制裁対象の高い原油をわざわざ購入する必要はないとの見方を示した。

1月1日以降、ベネズエラの主要港でのアジア向け原油積み出しは停止している。

ケプラーのアナリストは、アジアに滞留するベネズエラ産原油は中国の需要の約75日分を賄うに十分であり、代替原油の当面の値上がり幅は限定的だと指摘。ベネズエラ産原油を使っている独立系製油所は3月と4月にロシア産とイラン産の供給に切り替える可能性が高く、中国はカナダ、ブラジル、イラク、コロンビアなどの非制裁対象の供給源を利用することもできるとした。

▽米、ベネズエラ制裁を選択的解除へ 選挙日程発表は時期尚早=政権<ロイター日本語版>2026年1月8日午前 3:37 GMT+9

米、ベネズエラ制裁を選択的解除へ 選挙日程発表は時期尚早=政権

[ワシントン 7日 ロイター] – 米ホワイトハウスのレビット報道官は7日、米政府が対ベネズエラ制裁を選択的に解除していく方針を明らかにした。

また、ベネズエラでの選挙に関する日程を発表するのは「時期尚早」と述べた。

▽イエメン分離派指導者、サウジ会合ボイコット 緊張緩和見通せず<ロイター日本語版>2026年1月7日午後 7:08 GMT+9

イエメン分離派指導者が逃亡、リヤド行き便に搭乗せず=サウジ主導連合軍

[7日 ロイター] – イエメン南部の分離派「南部暫定評議会」(STC)の指導者アイダルース・アル・ズバイディ氏は、サウジアラビアで予定されていた緊張緩和に向けた会合を事実上ボイコットした。サウジとアラブ首長国連邦(UAE)が絡むイエメン南部情勢の打開は不透明になった。

イエメンのサウジ主導有志連合軍は7日、STCの代表団が搭乗するサウジ首都リヤドに向かう航空機にズバイディ氏が乗らず逃亡したと発表した。その後、STCは、ズバイディ氏がイエメン南部の港湾都市アデンにいると発表した。

STCはロイターに、同氏は逃亡しておらず、アデンの安全な場所にいると語った。現在の治安情勢でリヤドに行くのは不適切だと指摘、リヤドでの代表団の安全は今やサウジの手に委ねられているとした。

イエメンの南部分離派の問題には、サウジとUAEが影を落とす。サウジとUAEは、イランが支援するフーシ派との戦いでは連合軍として共闘してきたが、サウジはイエメン暫定政府を、暫定政府と対峙するSTCはUAEが支援。STCの勢力拡大を受けて関係に亀裂が入った。ただ最近になり暫定政府側がSTCを巡る問題の打開を図る会合の開催をサウジに要請。サウジがこれに応じて対話を呼びかけ、STCも3日に歓迎の意を示していた。

暫定政府の大統領評議会は7日、ズバイディ氏の資格を剥奪し、反逆罪などで訴追した。国営通信が伝えた。

また連合軍は7日、ズバイディ氏の出身地、南部アルダーリア県に限定的な先制攻撃を実施したと発表した。