▽米、来週にもベネズエラ制裁さらに解除=ベセント氏<ロイター日本語版>2026年1月11日午前 11:24 GMT+9

[サベージ(米ミネソタ州) 10日 ロイター] – ベセント米財務長官は9日夜、ロイターのインタビューに応じ、石油販売を促進するため、ベネズエラに対する米国の追加制裁が来週にも解除される可能性があると明らかにした。
また、ベネズエラを巡って国際通貨基金(IMF)・世界銀行のトップとも来週会談するとし、現在凍結されているベネズエラのIMF特別引出権約50億ドル相当が同国の経済再建に投入される可能性があると述べた。
ベセント氏は「われわれは売却される石油の制裁を解除している」と指摘。さらなる制裁が解除されるのはいつかとの質問に「早ければ来週かもしれない」と答えつつ、どの制裁かについては言及しなかった。
一方、トランプ米大統領は9日夜、米財務省の口座で保有されているベネズエラ産石油収入の裁判所や債権者による差し押さえを阻止する大統領令に署名した。
▽ベネズエラ、政治犯の釈放続く-暫定大統領がマドゥロ氏「救出」誓う<bloomberg日本語版>2026年1月11日 at 10:27 JST
- 当局が10日に少なくとも5人を釈放-人権団体が確認
- マチャド氏率いる野党のメンバーも釈放される

ベネズエラでは、マドゥロ大統領が米軍に拘束されてから1週間が経過した10日、当局が政治犯の釈放を続けた。ノーベル平和賞を受賞したマリア・コリナ・マチャド氏が率いる野党のメンバーも釈放された。
人権団体フォロ・ペナルはX(旧ツイッター)で、ベネズエラ当局が少なくとも5人を釈放したと確認した。マチャド氏率いる野党「ベンテ・ベネズエラ」のボリバル州青年部コーディネーターを務めるビルヒリオ・ラベルデ氏が含まれる。
政治犯の釈放は、マドゥロ氏拘束後に野党側が掲げる主要要求の1つだ。
ベネズエラ国会議長のホルヘ・ロドリゲス氏は8日、政府が和平を追求する意思表示として相当数の収監者を釈放すると述べた。これまでに約20人が釈放されているが、フォロ・ペナルの推計によると、国内の政治犯は800人超に上る。
これまでに、元国会議員でマチャド氏の盟友であるビアジオ・ピリエリ氏らが釈放された。

スペイン紙エル・パイスによると、米国の圧力が強まる中、ニカラグアも10日午前に政治犯20人を釈放した。
ベネズエラのデルシー・ロドリゲス暫定大統領は10日、同国は米国によるマドゥロ氏の拘束を非難し続けると発言。「マドゥロ大統領を取り戻すまで、われわれは休まない。必ず救出する」と食品市場でのイベントで述べた。政治犯の釈放には言及しなかった。
トランプ大統領は9日、ベネズエラに対する第2波の攻撃について、同国からの協力に改善が見られたとして中止したことを明らかにした。また10日には、米財務省の口座に保管されているベネズエラの石油収入を保護する大統領令に署名した。
関連記事:トランプ米大統領、ベネズエラへの第2波の攻撃を中止-協力改善で
ベッセント米財務長官はロイター通信に対し、ベネズエラの石油販売促進に向け、来週にも同国に対する制裁の一部を解除する可能性があると述べた。
関連記事:米財務長官、来週にも対ベネズエラ制裁一部解除の可能性-ロイター
原題:Venezuela Frees Political Prisoners, Vows to ‘Rescue’ Maduro (1)(抜粋)
