• 米コアCPIは予想より低い伸び、JPモルガンの投資銀収入が減少
  • パウエル氏を「尊敬」、ムサレム総裁、イラン国民に呼び掛け
サンフランシスコの靴店(カリフォルニア州 2025年12月4日)
サンフランシスコの靴店(カリフォルニア州 2025年12月4日)Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

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予想下回る

昨年12月の米消費者物価指数(CPI)統計で、変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前月比0.2%上昇と、市場予想(0.3%上昇)を下回った。前年同月比では2.6%上昇で、同じく予想(2.7%上昇)を下回り、4年ぶりの低い伸びに並んだ。前回の統計は政府機関の一時閉鎖に伴うゆがみで判断が難しい部分があったが、物価上昇圧力の鈍化をより確かな形で示す内容となり、年前半の利下げ観測が強まった。

投資銀は予想外に減少

米銀JPモルガン・チェースの2025年10-12月(第4四半期)は、投資銀行業務の手数料収入が予想に反して減少し、先月示した自社ガイダンスを下回った。同業務収入は23億5000万ドル(約3700億円)と、前年同期比で5%減少。昨年12月時点では「1桁台前半」の伸びとの見通しを示していた。債券引き受けの手数料が2%減と、アナリスト予想の19%増に対して大きく下振れした。一方、トレーディング収入は82億4000万ドルと、市場予想の最高値も上回った。株式と債券のトレーディング収入はいずれも予想を超えた。

FRB攻撃は「逆効果」

「私はパウエル氏を非常に尊敬している」。JPモルガンのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、米連邦準備制度理事会(FRB)本部の改修工事を巡る議会証言に関連して、パウエル議長が大陪審への召喚状を司法省から受け取ったことについて、「独立性を損なうような行為は、おそらく得策ではない。私の見解では逆効果をもたらすだろう。インフレ期待を高め、時間の経過とともに金利を上昇させる可能性が高い」と語った。

追加利下げ急がず

米セントルイス連銀のムサレム総裁は、インフレリスクは和らぎつつあり、物価は年内に当局目標に向けた収れんを始めるとの見解を示した。現在の政策金利は、景気を加速も減速もさせない中立水準の近辺にあり、「足元で追加的な金融緩和を行う理由はほとんど見当たらない」と発言。さらなる利下げに動けば政策は「緩和的な領域」に入り込むことになると述べた。中央銀行の独立性については、「独立した金融政策の方がより良い結果をもたらすことは、国や時代を超えて示されてきた」と語った。

イランとの会合中止

トランプ米大統領は抗議運動が続くイランの国民に対し、最高指導者ハメネイ師の体制に抗議し続けるよう呼び掛けた。デモ参加者に対する殺害がやむまでイラン当局者との会合を中止したことも明らかにした。人権団体は、2週間以上にわたるデモで数千人が死亡した可能性があると警告している。資産家イーロン・マスク氏の宇宙開発会社スペースXは、インターネットが遮断されているイランで、衛星通信「スターリンク」への接続を無料化した。

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