▽欧州は脆弱、米国がグリーンランドを掌握すべきだ-ベッセント長官<bloomberg日本語版>2026年1月19日 at 1:23 JST
- トランプ氏、望む結果を得るため戦略的な影響力行使-財務長官
- 緊急措置は通常の貿易合意とは大きく異なり得る-NBCインタビュー

ベッセント米財務長官は、米国がグリーンランド掌握の方針で引き下がることはないというトランプ大統領の欧州同盟国向けメッセージを強調し、欧州大陸は自らの安全を保障するにはあまりにも脆弱(ぜいじゃく)だと述べた。
ベッセント長官は18日、NBCの番組「ミート・ザ・プレス」とのインタビューで、トランプ氏は自身が望む結果を得るため戦略的な影響力を行使しているのだと発言。欧州連合(EU)が昨年トランプ氏と合意した関税協定の効力を停止する構えを見せていることについて、ほぼ一蹴した。
「まず、貿易合意はまだ最終決着していない。緊急措置は別の貿易合意とは大きく異なり得る」とベッセント氏は指摘。トランプ氏は自らの緊急権限を通じて影響力を行使していると続けた。
その上でベッセント氏は、トランプ大統領がグリーンランド獲得を目指す理由について包括的に説明。北極圏を巡る世界的な競争や、トランプ氏が構想する「ゴールデン・ドーム」と呼ばれるミサイル防衛計画を挙げたほか、欧州がこれまでロシア産エネルギーに依存してきたとし、そうした依存は「ロシアの対ウクライナ戦争を資金面で支えてきた」と論じた。
トランプ氏の対欧州スタンスは交渉戦術なのかと問われると、ベッセント氏はトランプ氏が考えを変えることはないとの認識を示した。
「欧州は弱さをさらけ出し、米国は強さを示している」と述べ、「安全保障の強化は、グリーンランドが米国の一部とならない限り実現しないと大統領は考えている」と語った。
原題:Bessent Says Weak Europe Means Trump Must Take Greenland for US(抜粋)
