トランプ氏「国連は存続すべき」、ガザ評議会が代替との見方受け

[ワシントン 20日 ロイター] – トランプ米大統領は20日、自身の和平計画に基づき発足したパレスチナ自治区ガザ暫定統治を指揮する国際組織「平和評議会」を巡る方針について問われたのに対し、「国連は存続させるべきだ」との考えを示した。

トランプ大統領はホワイトハウスでの記者会見で、平和評議会が国連の代替となることを望むかとの質問に「そうかもしれない」と答え、「国連はあまり役に立っていない。私は国連の潜在能力を大いに支持しているが、国連はそれを十分に発揮したことがない」と指摘した。

一方で「国連の潜在能力は非常に大きいため、国連は存続させるべきだと信じている」と述べた。

昨年11月に採択された国連安保理の決議は、平和評議会と協力国に対し、ガザで国際安定化部隊を設置する権限を与えた。

トランプ氏のガザ和平計画では、評議会はガザの暫定統治を指揮することになっていたが、同氏はその後、評議会が世界各地の紛争に対処するとして役割を拡大した。

専門家からは、こうした評議会は国連の機能を弱体化させる可能性があるとの指摘が出ている。また多くの人権活動家らは、トランプ氏が外国の領土問題を監督する組織を率いるのは植民地主義的な構造に共通するものだと指摘している。