- DeepSeekショックで5930億ドルを失ったエヌビディアに次ぐ規模
- マイクロソフト株価は直近で12%安、2020年3月以来の大幅な下げ

米マイクロソフト株が29日の取引で売り込まれ、このまま行けば4000億ドル(約61兆2400億円)超の時価総額が吹き飛ぶ勢いだ。前日発表した決算で、人工知能(AI)向け投資が過去最高に膨らむ一方、クラウド事業の売上高の伸びが鈍化したことが材料視されている。
米東部時間午後2時53分時点で、マイクロソフトの株価は12%安と、取引時間中としては2020年3月以来の大幅な下げを記録。時価総額にして約4240億ドルが消失した。
米国株式市場で1日当たりに失われた時価総額の規模としては、エヌビディアが昨年記録した5930億ドルに次ぐ史上2番目。当時は低コストAIモデルを手がける中国のDeepSeek(ディーブシーク)台頭で市場に衝撃が走り、過去最大の時価総額が失われた。
ブルームバーグがまとめたデータによると、マイクロソフトが失った時価総額の規模は、S&P500種株価指数構成銘柄の約96%の時価総額を上回り、フィンランドやベトナム、ポーランドといった国の株式市場全体の規模よりも大きい。
約12%下落率は、マイクロソフトにとって過去最悪のクラスに入る。1986年の新規株式公開(IPO)以降、これを上回る下落を記録した日は数えるほどしかなく、これには1987年のブラックマンデー、ITバブル期、2020年の新型コロナウイルス禍に伴う株式急落時が含まれる。

原題:Microsoft Heads for Worst Market Loss Since DeepSeek Hit Nvidia(抜粋)
