NATO、北極圏哨戒任務に向けた計画開始、グリーンランド巡り

[ベルリン 3日 ロイター] – 北大西洋条約機構(NATO)の欧州連合軍最高司令部は3日、北極圏哨戒任務に向けた軍事計画を開始したと発表した。

欧州連合軍最高司令部の報道官、マーティン・オドネル大佐は「NATOの警戒活動を強化する『北極哨戒』計画が進められている」と述べ、ドイツ誌シュピーゲルの報道を確認した。

計画は始まったばかりだとし、詳細については明らかにしなかった。

トランプ米大統領がデンマーク自治領グリーンランドを巡り、欧州がロシアや中国から同地を適切に守っていないと非難し、繰り返し取得に意欲を示したことからデンマークやNATOとの緊張が高まった。

NATOのルッテ事務総長は1月にスイスのダボスでトランプ氏と会談した後、グリーンランドだけでなく、北極圏に領土を持つ加盟7カ国を含め、NATOが北極圏の安全を確保するためにどのように協力できるかを協議したと述べた。

デンマークのポールセン国防相は、NATOの任務に関する軍事計画が進行中であることは非常に喜ばしいと述べた。

NATOの防衛相らが2月12日にブリュッセルで開催される会合でこの問題について議論するかどうかは現時点で明らかではない。

NATOの規則に基づき、グリンケウィッチ欧州連合軍最高司令官(米空軍大将)は、NATO同盟国による全会一致の承認を必要とせずに「警戒活動の強化」を計画・実行する権限を有している。