▽米軍、アラビア海でイラン無人機撃墜 空母リンカーンに接近<ロイター日本語版>2026年2月4日午前 5:06 GMT+9
Idrees Ali, Phil Stewart, Bhargav Acharya, Jaidaa Taha

米軍は3日、アラビア海に展開している米原子力空母「エーブラハム・リンカーン」に「攻撃的に」接近したイラン製ドローンを撃墜したと明らかにした。
米軍によると、イラン製ドローン「シャヘド139」が「意図が不明なまま」空母に向かって飛行していたため、空母所属のF35C戦闘機が撃墜した。
米中央軍のティム・ホーキンス報道官は「空母と乗組員の安全を確保するためドローンを撃墜した」と説明。この件で負傷者は出ておらず、米軍の装備も被害を受けていないという。
ファルス通信などのイランのメディアは この件について「 イランのドローンが国際水域で監視任務を完了した」と報道。タスニム通信は、国際水域を飛行していたドローンとの通信が途絶えたと報じたが、原因は不明としている。
イラン国連代表部は コメントを拒否している。
米軍によるイラン製ドローン撃墜が伝わったことで、原油先物が上昇。北海ブレント先物は1バレル当たり約1ドル上昇した。
<イラン革命防衛隊がホルムズ海峡で米船籍の商船妨害>
イラン製ドローンの撃墜から数時間後に、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡で、イラン革命防衛隊(IRGC)の部隊が米船籍で米国人乗組員を乗せたタンカーを妨害する事案が発生。米中央軍のホーキンス報道官によると、妨害を受けたのは「ステナ・インペラティブ」で、イラン革命防衛隊の小型船舶2隻とイラン製ドローン「モハジェル」が高速で接近し、拿捕(だほ)を示唆する威嚇行為を行ったという。
海上リスク管理会社バンガードによると、イラン革命防衛隊はステナ・インペラティブにエンジン停止を命じ、乗り込もうと試みたが、ステナ・インペラティブは速度を上げ、そのまま航行を続けた。
ホーキンス報道官によると、この海域に展開していた米海軍の駆逐艦「マクフォール」がステナ・インペラティブを護衛。その後、事態は沈静化し、ステナ・インペラティブは安全に航行を続けているという。
<6日の協議は予定通り実施>
米国とイランは6日にイランの核開発計画を巡り協議を行う予定。核協議の調整が進む中、トランプ米大統領は、米軍艦がイランに向け展開している状況を踏まえ、合意に至らなければ「悪いことが起きる」と警告していた。
米ホワイトハウスのレビット報道官は、米軍がイランのドローンを撃墜したことを確認。同時に、イランとの協議は予定通りに実施されるとの見方を示した。
▽イラン、米と核問題限定の2国間協議要求 開催地変更も=関係筋<ロイター日本語版>2026年2月4日午前 2:44 GMT+9
Parisa Hafezi, Humeyra Pamuk, Idrees Ali

[ワシントン/ドバイ 3日 ロイター] – イランは6日に予定する米国との会談について、開催地をトルコ・イスタンブールからオマーンに変更し、議題を核問題のみに限定した米・イランによる2国間協議にするよう求めていることが分かった。関係筋が3日明らかにした。会談が予定通り開催されるかどうか不透明感も漂う。
関係筋は「イランは(会談の)形式と(協議の)範囲を変えることを望んでいる」とし、「イラン側は米国と核問題のみの議論を望んでいるが、米国は(弾道)ミサイルや地域におけるイランの代理勢力の活動などについても議論したいと考えている」と述べた。
トランプ米大統領はホワイトハウスで記者団に対し「イランとは現在交渉中だ」と述べたが、詳細には踏み込まず、協議の開催地についても言及を控えた。
ホワイトハウスのレビット報道官はFOXニュースに対し、イランとの協議は依然として今週後半に行われる予定だと語った。
関係筋によると、協議にはイランのアラグチ外相、米国のウィットコフ中東担当特使のほか、トランプ氏の娘婿ジャレッド・クシュナー氏が出席する見通し。当初はパキスタン、サウジアラビア、カタール、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)などの当局者も出席するとみられていたが、イランは現在、米国との2国間協議のみを望んでいるという。
イランのヌール通信によると、同国外務省報道官は協議の開催地については引き続き協議中とし、今後数日中に行う方向で計画が進められていると語った。トルコやオマーン、中東地域の複数国が協議を主催する用意があると表明しているとも述べた。
これに先立ち、イラン外交筋は今週予定される米国との協議について、 イランは「楽観的でも悲観的でもない」 という認識を示していた。
▽イスラエル首相、米特使と会談 イラン核協議再開控え警戒感表明<ロイター日本語版>2026年2月4日午前 5:36 GMT+9

[エルサレム 3日 ロイター] – イスラエルのネタニヤフ首相は3日、米国のウィットコフ中東担当特使と会談した。6日に予定される米国とイランの核協議再開を控え、イランがいかなる合意も履行する公算は小さいと警告した。
イスラエル首相府は声明で、ネタニヤフ首相がウィットコフ特使に対し「イランの約束が信用できないことは繰り返し証明されてきた」という立場を明確にしたと明らかにした。
イスラエル当局者2人によると、会談にはイスラエル情報機関トップのバルネア氏やカッツ国防相、軍司令官らも出席した。
米国とイランは6日、トルコのイスタンブールで核協議を予定する。米国からはウィットコフ氏、イランからはアラグチ外相がそれぞれ出席し、イラン核問題を巡る合意を目指して新たな地域紛争勃発を巡る懸念払拭を図る。また、サウジアラビアやエジプト、アラブ首長国連邦(UAE)などの一部中東諸国の代表も参加する見通し。
しかし関係筋によると、イランは3日になって、開催地をイスタンブールからオマーンに変更し、議題を核問題のみに限定した米・イランによる二国間協議にするよう要求。協議が予定通り開催されるかどうか不透明感が漂う。
また、米軍は同日、アラビア海に展開している米原子力空母「エーブラハム・リンカーン」に「攻撃的に」接近したイラン製ドローンを撃墜したと明らかにし、新たな緊張が高まっている。
