▽「党首への好感度」は高市首相がトップ、野党候補者からも「好感」集め…2位は国民・玉木代表<読売新聞オンライン>2026/02/04 06:00

    街頭で聴衆に支持を訴える高市首相(2日、甲府市で)=米山要撮影
    党首への好感度

     衆院選の立候補者を対象にした読売新聞のアンケート調査では、与野党の各党首への好感度について、0~10の数字(0が反感、10が好感)で回答してもらった。平均値が最も高かったのは高市首相(自民党総裁)で5・6だった。

    街頭で聴衆に支持を訴える高市首相(2日、甲府市で)=米山要撮影

     首相に対しては、自民内の平均が9・7、連立を組む日本維新の会で8・6といずれも高かった。これに加え、国民民主党6・0、参政党も5・5と、政策面で首相と比較的距離が近いとみられる野党でも高く、平均値を押し上げた。党首への好感度

     昨年の参院選で当時の石破首相(自民総裁)は3・6と低めだっただけに、首相交代による政策転換などが好感を持って受け止められている模様だ。

     2位は国民民主の玉木代表で4・9だった。連立を模索する自民や、新党結成時に玉木氏に参加を呼びかけた中道改革連合からの好感度が高かった。

     中道改革の野田共同代表は4・2で5位だった。党内で9・5と高かったものの、党外からは好感が集まらず、特に共産党は反感寄りだった。野党第1党の党首としては求心力が高まっていない状況だ。

     3位はチームみらいの安野党首で4・8、次いで維新の吉村代表の4・3だった。

    ▽焦り募らす中道キーマン安住氏、「つじ立ちクイーン」森下氏に勢い 高市旋風の象徴なるか<産経ニュース>2026/2/4 07:00

    白岩 賢太

     三つどもえの争いとなった宮城4区のポスター掲示板=1日、宮城県塩釜市(白岩賢太撮影)
    三つどもえの争いとなった宮城4区のポスター掲示板=1日、宮城県塩釜市(白岩賢太撮影)

    8日投開票の衆院選で、立憲民主党の牙城だった宮城4区は、前職2人と新人1人の三つどもえとなった。高市早苗内閣の高い支持率を受けた「高市旋風」により立民優勢の構図は変わりつつある。全国屈指の激戦区を歩いた。

    「政治家人生、最大の試練。私はふるさとの皆さんに命を預けますから」

    1日、宮城県石巻市のホテルで行われた個人演説会で、中道改革連合前職の安住淳(64)が集まった支援者を前に危機感をあらわにした。

    その1時間後、約40キロ離れた塩釜市で開かれた総決起集会にも姿をみせた安住は、高市政権に吹く追い風に焦りをにじませつつ、こう叫んだ。「本当に自民党を勝たせていいんですか。支持率高いからシメシメと思っているんじゃないんですか」

    「逆風」のあおり

    安住は衆院解散直前に立憲民主党と公明党による電撃的な新党結成で政局を仕掛けた「中道のキーマン」だ。自身の出身地である石巻を中心に強固な地盤を築き、平成8年の初当選以来、連続10回当選するなど、知名度の高さと実績で過去の選挙戦は圧倒的強さをみせた。

    だが、今回は高市人気のあおりをもろに受ける展開となり、苦戦を余儀なくされる。本来ならば地元に張り付いて政策を訴えたいところだが、党幹部として他候補の応援演説のために各地を飛び回り、地元入りもままならない状況が続く。

    「私の場合は中道を作った意義に審判を受ける、みたいなところもありますよね。だから4区の皆さんにも中道をなぜ作ったのかっていうのを説明して歩いていかないと」。集会後には記者団の取材に対し、中道結成を主導した立場からこう語った安住だったが、新党に対する有権者の反応がいいとは言い難い。先行きが読めない中、安住氏は足早に仙台市や神奈川県での応援に向かった。

    「落下傘」のイメージ払拭へ

    区割り変更前の令和3年衆院選で安住と一騎打ちとなり、約2万票差で敗れた自民党前職の森下千里(44)。6年10月の前回選挙では比例東北ブロックで出馬し、初当選した。高市内閣で環境大臣政務官に抜擢(ばってき)され、政治家としてのキャリアを積みつつある。

    名古屋市出身の元タレントとして政界に飛び込んだが、「落下傘候補」のイメージを払拭しようと、実母とともに石巻に移り住み、街頭に立ち続ける。陣営幹部は「つじ立ちクイーン」と評するが、森下本人も「1日50回を目標にしていますが、なかなか難しいですね」と振り返る。

    選択的夫婦別姓制度など政策もよく勉強しており、1月27日の公示日、仙台市に入った高市は「自民党の部会に最も熱心に出る女性」と手放しで持ち上げた。2月1日には元首相の安倍晋三の妻、昭恵も石巻に駆け付け、「この地に根づき、一人ひとりの声をずっと聴き続けてきた」とエールを送った。

    報道各社の選挙情勢では、森下が優勢とも伝えられる。3日夜、石巻で開かれた総決起大会には支持者ら数百人が集まった。森下は「メディアの報道を私は信じていません」と言い切り、選対幹部も「まだ背中が見えたくらい」と気を引き締めた。

    初の国政挑戦

    参政党新人の佐野誠(41)は前職2人を相手に苦戦が続く。国政選挙への挑戦は初めてだが、4人の子供を持つ父として「子育て世代の充実」を訴える。3日には自身のSNSで、息子が誕生日を迎えたことを紹介するなど、ショート動画の投稿も目立つ。無党派層への浸透で巻き返しを狙う。(敬称略)

    (白岩賢太)

    宮城4区には、参政新人の私立学校職員、佐野誠氏(41)、中道前職の党共同幹事長、安住淳氏(64)、自民前職の環境政務官、森下千里氏(44)が立候補している。