▽公明・山口元代表「反省のない態度」 かつての連立相手、自民の幹部を痛烈批判<産経ニュース>2026/2/6 22:20

衆院選(8日投開票)が最終盤を迎え、公明党の山口那津男元代表は6日夜、東京都八王子市で、公明と立憲民主両党による新党「中道改革連合」が東京24区で擁立した新人候補の応援に立った。山口氏はかつての連立相手にもかかわらず、自民党で幹事長代行を務める同選挙区の前職、萩生田光一氏(62)を念頭に、「裏金を作っていた人が立候補している。公認され、(比例代表との)重複立候補までしている。反省のない態度だ」と激しく批判した。
同選挙区は公明の支持層が多いとされ、山口氏はこの日、中道の枝野幸男・元立民代表とそろって、新人の元都議、細貝悠氏(32)の応援演説を行った。山口氏は代表在任中、与党として対峙した立民を「たたきつぶせ立民共産」などと非難していたにもかかわらず、一転して自民批判を強めた。
山口氏は自民と公明の与党が議席を減らした昨年の参院選と一昨年の衆院選に触れ、「理由は政治不信を招き、解決できなかったからではないか」と自民側の責任を主張した。
萩生田氏は旧安倍派(清和会)に所属し、派閥パーティー収入不記載事件に関与して党の処分を受けた。現在は幹事長代行として、高市早苗首相(自民総裁)を支えている。
同選挙区はほかに、いずれも新人で国民民主党の細屋椋氏(30)、参政党の與倉さゆり氏(41)、無所属の深田萌絵氏(47)が立候補している。
▽野田氏「史上最大の反転攻勢を」、藤田氏「維新に力を与えていただかないと政治が後戻りになるかもしれない」<読売新聞オンライン>2026/02/06 19:56
8日の投開票が迫る衆院選で野党各党が危機感を強めている。読売新聞社の終盤情勢調査で序盤から巻き返しを図れていない状況が浮き彫りになったためだ。勢いを欠く中道改革連合の野田共同代表は首都圏の接戦区に照準を合わせ、懸命なテコ入れを続けている。優勢を維持する自民党は引き締めを徹底する方針だ。
中道改革連合の野田共同代表(6日、さいたま市で)=稲垣政則撮影
野田氏は6日、東京都内で街頭演説し、「徳俵まで押し込まれたが、史上最大の反転攻勢を実現したい」と声をからした。この日は、都内の複数の選挙区に加え、さいたま市も回った。最終盤の遊説先を首都圏に絞り込むのは、接戦区が相対的に多く、短時間で多くの選挙区に足を運べるためだ。野田氏周辺は「可能性があるところに集中し、傷口を小さくする戦略を選ばざるを得ない」と語る。
幹部が自身の選挙区で劣勢となっていることも全国的な応援態勢を取りづらくしている。安住共同幹事長は宮城4区で自民党の森下千里氏にややリードされる展開が判明し、6日に予定していた静岡県などでの応援を取りやめ、宮城4区に張り付く活動に変更した。
一方の自民は単独で過半数(233議席)を超える勢いで、陣営の緩みと投票率の低下を警戒する。高市首相や自民支持の割合が高い若年層は従来、投票率が低い傾向にあるため、投票呼びかけに力を注ぐ。首相は6日、岩手県北上市の演説会で「どうかこの足で期日前投票所に寄ってほしい」と訴えた。
日本維新の会は、自民に比べて首相人気による与党効果が限定的で伸び悩む。藤田文武共同代表は奈良県橿原市の街頭で「自民も伸ばすが、維新に力を与えていただかないと政治が後戻りになるかもしれない」と主張し、連立パートナーとしての重要性を強調した。
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▽「左翼ブロック」形成の3党が苦戦、共産は中道にも矛先<読売新聞オンライン>2026/02/06 20:49
共産党は衆院選で、れいわ新選組、社民党と一部地域で協力する「左翼ブロック」を形成して臨んでいるが、存在感を示せていない。読売新聞社の終盤情勢調査では3党とも苦戦を強いられており、最終盤での浸透拡大に懸命になっている。
共産党の田村委員長(6日、川崎市で)
共産の田村委員長は6日、JR川崎駅前で「多くの政党が右へ右へ、戦争の方へと近づいている。憲法を守れ、と掲げたはずの立憲民主党の姿がなくなった」と訴えた。自民党に加え、安全保障関連法を「合憲」と位置づけた中道改革連合にも矛先を向けた。
共産は過去に、安保関連法の違憲部分の廃止を掲げた立民と共闘関係を築いた。だが、立民と公明党が結成した中道改革が現実路線に軌道修正したため、れいわや社民との協力を選んだ。
愛知県では、共産、社民の県組織が小選挙区の候補者を相互支援し、共産がれいわの候補を自主支援しているが、現状での効果は限定的だ。情勢調査では共産とれいわは議席減の可能性が出ており、共産関係者は「厳しい戦いだ」と漏らす。
病気療養で活動を控えていたれいわの山本代表は2日連続で街頭に立ち、6日には東京・JR錦糸町駅前で「自民が300議席確保しそうな勢いだ。変えなければいけない」と主張した。


