▽トランプ氏、イラン協議継続を「優先」-ネタニヤフ氏に意向表明<bloomberg日本語版>2026年2月12日 at 6:38 JST

  • 訪米のネタニヤフ氏と会談、イラン協議継続以外は決定事項なし
  • ネタニヤフ氏はイランの代理勢力支援停止などを求めていた
トランプ氏、イラン協議継続を「優先」-ネタニヤフ氏に意向表明
トランプ氏、イラン協議継続を「優先」-ネタニヤフ氏に意向表明Photographer: Aaron Schwartz/CNP/Bloomberg

Catherine LuceyJennifer A Dlouhy

トランプ米大統領は11日、訪米中のイスラエルのネタニヤフ首相と会談し、イランとの協議を引き続き進める意向を伝えたと明らかにした。ネタニヤフ氏が同協議に懸念を示す中でも、トランプ氏はイランとの合意を優先する考えを示した。

  トランプ氏はネタニヤフ氏との会談後にソーシャルメディアに投稿し、「非常に良い会談」だったとした上で、「両国の素晴らしい関係は続いている」と述べた。

  また、「イランとの交渉を継続し、合意に至るかどうかを見極めるべきだと私が強く主張した以外に、決定的なことは何も合意していない」とし、「合意できるなら、それが望ましいと首相に伝えた。合意に至らない場合は、結果がどうなるかを見守るしかない」と説明した。

  トランプ氏とネタニヤフ氏は通常、外交政策の基本姿勢で一致しているが、イランとの外交合意を模索する米国の姿勢はイスラエル当局者の警戒感を招いている。特にトランプ氏が、イランの核開発に絞った限定的な合意を支持する考えを示したことが背景にある。

  ネタニヤフ氏の訪米には、こうした方針の見直しを促し、イランの地域における軍事的影響力の大幅縮小を目指すようトランプ氏に働きかける狙いがあった。具体的には、パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスやレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラ、イエメンの親イラン武装組織フーシ派などへの支援停止や、弾道ミサイル計画の制限を求めている。

関連記事:ネタニヤフ氏、対イラン「限定合意」けん制へ-トランプ氏と11日会談

  トランプ氏は、イラン政府によるデモ弾圧を受け、同国近海に米軍の艦艇や戦闘機を展開したが、その後は核開発問題に焦点を移し、合意に至らなければ再び攻撃する可能性を示唆してきた。ただ、トランプ政権がイランから何を受け入れるのかについては、発言が一貫していない。先週オマーンでイランとの高官級協議が始まった後、トランプ氏は核問題のみを対象とする合意でも「受け入れ可能だ」と述べた。

  トランプ氏は11日、イスラエルと米国による昨年のイラン攻撃に言及し、協議が合意に至らない場合は再び攻撃する可能性があるとした。ソーシャルメディアへの投稿で「前回、イランは合意しない方が得策だと判断したが、結局『ミッドナイト・ハンマー』による攻撃を受けることとなり、うまくいかなかった」とし、「今回はより理性的で責任ある対応を期待している」と述べた。

  トランプ氏はネタニヤフ氏との会談ではイラン以外にも「ガザ、そして地域全体で見られる著しい進展」について話し合ったと明らかにした。

原題:Trump Says He Told Netanyahu His ‘Preference’ Is for Iran Deal(抜粋)

▽米国防総省、2隻目の空母中東展開準備を指示=報道<ロイター日本語版>2026年2月12日午前 6:44 GMT+9

米国防総省、2隻目の空母中東展開準備を指示=報道

[11日 ロイター] – 米国防総省は、米軍がイランに対する攻撃の可能性に備えて準備を進める中、追加的な空母打撃群を中東に展開する準備を行うよう指示した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が11日、複数の米当局筋の話として報じた。

トランプ米大統領は10日、イランとの協議で合意に至らなければ米国は「非常に厳しい措置」を取らざるを得なくなるとし、中東に2隻目の空母を派遣することを検討していると明らかにした。

WSJは当局者の話として、追加的な空母打撃群の派遣命令は数時間以内に出される可能性があると報じている。

米軍はすでに原子力空母「エーブラハム・リンカーン」を中東に展開している。