〔コメント〕
以下は中国の習近平主席が昨年末の重要政策会議で行った演説の内容が15日に公表され、Bloombergがその内容を紹介したもの。内需拡大による経済成長を促したものだが、いつものように習主席の演説には目標はあるがそれを達成する手段が全くない。
- 昨年末の重要会議で内需を成長の「主要な原動力」とするよう求める
- 「中国の超巨大市場の優位性を十分に発揮すべきだ」

中国の習近平国家主席は、内需を経済成長の「主要な原動力」とするよう呼びかけた。昨年末の重要政策会議で行った演説の内容が15日に公表された。
共産党機関誌「求是」のウェブサイトに掲載された演説の要旨によると、「消費の押し上げと投資拡大の取り組みを連携させ、中国の超巨大市場の優位性を十分に発揮すべきだ」と習氏は発言。「民生の改善や将来の成長促進、投資の安定に注力する必要がある」と語った。

米国との貿易戦争にもかかわらず、昨年の中国の貿易収支は過去最大の黒字となった。しかし、習氏の発言は、中国が国外情勢の不確実性に身構えていることを浮き彫りにする。演説は昨年12月、翌年の経済政策の優先課題を定める中央経済工作会議で行われた。
演説の文言からは、中国当局が国民14億人の消費を喚起する決意を固めつつあることをうかがわせる。背景には、世界各国で自国産業の脅威となる安価な中国製品に対する反発が強まっていることがある。
また貿易や地政学的リスクが高まる中、内需促進に加え、新興産業を成長のエンジンとして重視していく方針も表明。「われわれは引き続きイノベーション主導の発展に取り組み、新たな成長のけん引役の育成と強化を加速させる」と習氏は述べた。
春節(旧正月)を前に行った14日の演説では、今年は質の高い成長に力を注ぎ、新たな発展のパラダイム(枠組み)構築を加速させると語った。
関連記事:中国の習主席「今年は質の高い成長に注力」-社会の安定維持も目指す
原題:Xi Touts ‘Super-Large’ China Market as Key to Boost Local Demand(抜粋)
