
[キーウ(キエフ) 18日 ロイター] – ウクライナ軍の前総司令官バレリー・ザルジニー氏は、18日に公表されたAP通信とのインタビューで、ゼレンスキー大統領との確執の詳細について新たに明らかにした。
対ロシア戦終結後の大統領選を巡る臆測が流れる中、国民の間で人気の高いザルジニー氏がゼレンスキー氏との関係に改めて言及したことで、両者の長年にわたる対立が深刻化する恐れがある。
ザルジニー氏は2024年2月まで軍総司令官の職にあり、現在はロンドン駐在大使を務める。インタビューでは、22年9月に自身の執務室が大統領直属のウクライナ保安庁(SBU)職員数十人によって捜索を受けた経緯を説明。捜索の対象となったことに脅威を感じたと述べた。
また、大きな期待を集めた23年の反攻作戦が失敗したことについても、ゼレンスキー氏に責任があると非難し、作戦に必要な資源が投入されなかったと述べた。ザルジニー氏の当初の計画では攻勢を1つの戦線に集中させる予定だったが、ゼレンスキー氏が前線の広い範囲で攻撃を行うよう命じ、作戦を変更したという。
世論調査では将来に選挙が実施された場合、ザルジニー氏がゼレンスキー氏の最有力対抗馬になるとの結果が一貫して示されている。ただザルジニー氏はこれまでのところ出馬の意向を表明していない。
米国から早期の和平合意に向けて圧力を受けているゼレンスキー氏は、戦闘が終結すれば大統領選を実施する用意があると示唆している。