
[ワシントン 2日 ロイター] – ルビオ米国務長官は2日、上院外交委員会の公聴会で、米交渉団はイランとの協議においてホルムズ海峡の再開と引き換えにイランへの制裁緩和を提案しておらず、いかなる制裁緩和もイランが核開発計画を放棄することと結びついていると言明した。
また、イランがこれまで協議を拒んできた核開発計画の一部について交渉に応じることで合意したと明らかにした。ただ、イランに対する軍事攻撃終結に向けた合意につながる保証にはならないとの認識を示した。
ルビオ氏は「制裁緩和は条件付きだ。いかなる緩和も、制裁が科された理由である核開発計画を巡る対応に基づき行われる必要がある」とし、「イランが制裁を受けているのは、高濃縮ウランを保有し、核活動を行っているからだ。イランがこれらを放棄することに同意すれば、その約束と合意事項の順守に応じて制裁は緩和されるだろう」と述べた。
イランとの暫定合意がいつ実現するかは明言しなかった。イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師が交渉に「何らかのレベルでますます関与している兆候」が見られるとも述べた。
ルビオ氏はまた、イランが核開発計画の「盾」として通常兵器の能力を増強するつもりだったとの見方を示した。「彼らは通常兵器による盾を築き、その盾の背後に隠れようとした」とし、トランプ大統領が攻撃に踏み切った理由を説明した。
その上で、イランの通常兵器による防衛能力は大幅に弱体化していると指摘。ただ、イランはなお多数の小型無人機(ドローン)を保有していると述べた。
ルビオ氏はトランプ大統領の国家安全保障担当補佐官も兼務しており、この日から2日間にわたり上院外交委員会ほか、下院外交委員会、上下両院の歳出小委員会で開かれる公聴会で国務省の予算要求について証言を行う。