▽米国株式市場=反発、半導体株が高い イラン情勢巡る楽観が支援<ロイター日本語版>2026年6月19日午前 5:10 GMT+9

[18日 ロイター] – 米国株式市場は反発して取引を終えた。半導体株が相場を押し上げたほか、米国とイランが戦闘終結に向けた覚書に署名し、インフレ懸念が後退したことも支援材料となった。
フィラデルフィア半導体指数(.SOX), opens new tabは6.4%高と、他のセクターを大きくアウトパフォームした。インテル(INTC.O), opens new tab株が史上最高値まで急伸し、10.6%高で取引を終えたことが背景にある。
トランプ米大統領は18日、交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、アップル(AAPL.O), opens new tabがインテルと連携し、米国内で半導体を設計・製造することで合意したと明らかにした。 もっと見る
米国とイランが停戦を60日間延長する覚書に署名したことを受け、取引序盤には原油価格が3月上旬以来の安値を付けた。紛争開始以降、石油・ガスや肥料などの輸送に混乱が生じていたホルムズ海峡では、再び船舶が通過し始めた。
前日は米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長がインフレ抑制の必要性を強調し、他の当局者も金利見通しで年内の利上げを予想したことを受け、主要株価3指数が大きく下落していた。
シグネチャーFDのトニー・ウェルチ最高投資責任者は「市場は昨日、ウォーシュ氏が実質的にインフレ抑制を約束したことに動揺した」としつつ、原油価格の軟化や、最近の堅調な企業業績と経済指標に言及。「全体として、FRBの姿勢がややタカ派的になったかどうかにかかわらず、一連のデータは依然として相場を支援するものだ」と述べた。
S&P総合500種の主要11セクターでは情報技術(.SPLRCT), opens new tabが上げを主導したほか、一般消費財(.SPLRCD), opens new tabも好調だった。
燃料価格の下落見通しを背景にクルーズ船運航会社や航空会社の株価が上昇し、旅行セクターが消費関連株をけん引した。
小型株のラッセル2000指数(.RUT), opens new tabは2%上昇し、終値での最高値を更新した。
S&P500ソフトウエア・サービスセクター(.SPLRCIS), opens new tabは0.7%安。一時は2カ月超ぶりの安値を付けた。年間売上高見通しの上限を引き下げたアクセンチュア(ACN.N), opens new tabが18%急落したことを受け、売り圧力にさらされた。コグニザント・テクノロジー・ソリューションズ(CTSH.O), opens new tab、ガートナー(IT.N), opens new tab、IBM(IBM.N), opens new tabは4.5─10.5%下落した。
食料品小売大手のクローガー(KR.N), opens new tabは8.4%安。第1・四半期の利益が予想を下回り、通期見通しを据え置いたことを受けた。
スペースX(SPCX.O), opens new tabは続落し、3.6%安となった。
米取引所の合算出来高は335億9000万株。直近20営業日の平均は218億3000万株。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.72対1の比率で上回った。ナスダックでも1.77対1で値上がり銘柄が多かった。
19日は奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日で休場となる。S&P500は週間で0.93%上昇。ナスダックは2.43%、ダウ工業株30種は0.71%、それぞれ上昇した。
▽NY外為市場=ドル161円台、約2年ぶり円安水準 FRB利上げ観測で<ロイター日本語版>2026年6月19日午前 4:42 GMT+9

[ニューヨーク 18日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では、ドル/円が一時161.45円を付けた。2024年7月以来、約2年ぶりの円安ドル高水準となる。米連邦準備理事会(FRB)が示したタカ派的な姿勢を踏まえ、年内利上げ観測が強まっていることが背景。主要通貨に対するドル指数も1年ぶりの高値を付けた。
FRBは17日までに開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を3.50─3.75%に据え置いた。金利・経済見通しでは、ウォーシュ新議長は予測提示を見送ったものの、政策担当者9人が年末までに利上げが必要になると予想した。
LSEGのデータによると、金融市場は9月までに利上げが実施される確率を68%と織り込んだ。
CIBCキャピタル・マーケッツの為替戦略責任者サラ・イン氏は、好調な米指標が続いているほか、予想以上のFRBのタカ派的な姿勢がドルを支援しており、「ドルにはさらに上昇余地がある」と述べた。
木原稔官房長官は外国為替市場で円安が進行していることについて、足元の動向に具体的なコメントを控えるとした上で、「為替については必要に応じ、いつでも適切に対応する」との立場を改めて示した。
ドル/円が24年の高値である161.99円を上抜ければ、1986年以来の円安ドル高水準となる。
ドル指数は0.45%高の100.80と、昨年5月以来の高値に達した。
ユーロ/ドルは0.31%安の1.1463ドル、ポンド/ドルは0.62%安の1.3206ドルと、いずれも2カ月超ぶりの安値を付けた。
| ドル/円 NY終値 | 161.37/161.39 |
| 始値 | 160.92 |
| 高値 | 161.80 |
| 安値 | 160.81 |
| ユーロ/ドル NY終値 | 1.1456/1.1460 |
| 始値 | 1.1460 |
| 高値 | 1.1487 |
| 安値 | 1.1452 |
表はLSEGデータに基づいています ※外為市場