2026年の米中間選挙では、上院選の行方が焦点の一つだ。トランプ大統領の与党・共和党は多数派を維持できるのか。それとも野党・民主党が過半数を奪還し、2年後の大統領選に向けて勢いをつけるのか。注目の選挙区をピックアップした。
テキサス州TXミシガン州MIオハイオ州OHアラスカ州AKジョージア州GA

テキサス州

民主党、ジェームズ・タラリコ氏(州下院議員)
神学校で教育を受ける元教師。キリスト教の信仰を前面に
VS.

共和党、ケン・パクストン氏(州司法長官)
トランプ氏の支援受けるMAGA派。汚職疑惑や不倫など醜聞が多数
注目点
テキサスは共和党の牙城。民主党が上院の議席を獲得すれば1988年以来。新星のタラリコ氏が勝利すれば、2028年の次期大統領選に向けた勢いを生む可能性も

ミシガン州

民主党、アブドゥル・エルサイド氏(医師)
エジプト移民2世のイスラム教徒。医療保険改革など急進左派的な政策
VS.

共和党、マイク・ロジャース氏(元下院議員)
元FBI捜査官。トランプ氏が後押し。上院選に2度目の挑戦
注目点
「急進左派」「イスラム教徒」「移民家庭出身」のエルサイド氏が有権者に選ばれるのか。共和党は、「イスラム脅威論」を拡散させてエルサイド氏の勢いをそぐことに躍起となっている。

オハイオ州

民主党、シェロッド・ブラウン氏(元上院議員)
VS.

共和党、ジョン・ヒューステッド氏(現職)
注目点
副大統領に就任するために上院議員を辞任したJ・D・バンス氏の残り任期を務める議員を選ぶ「特別選挙」。2028年大統領選でトランプ氏の後継者となることを狙うバンス氏の求心力が試される。

アラスカ州

民主党、メアリー・ペルトラ氏(元下院議員)
先住民出身の穏健派
VS.

共和党、ダン・サリバン氏(現職)
3期目を目指す元海兵隊員
注目点
保守的な土地柄で知られるアラスカは伝統的に共和党が優位だが、今回の中間選挙ではペルトラ氏とサリバン氏の支持率が拮抗。危機感を強めるトランプ政権は、サリバン氏と同姓同名の別人が無所属で出馬していることを理由に、サリバン氏が敗れた場合は選挙結果を認めないよう求める訴訟を提起している。

ジョージア州

民主党、ジョン・オソフ氏(現職)
VS.

共和党、マイク・コリンズ氏(下院議員)
注目点
大統領選の結果を大きく左右する激戦州のひとつ。2期目を目指すオソフ氏は現職上院議員では最年少。民主党では次期大統領選の有力候補にも名が挙がるだけに、再選を決めれば待望論も高まる?