-
中国は「あらゆる選択肢を検討」-崔大使が発言
-
中国の米国債保有は1.17兆ドル、米国外で世界最大
トランプ大統領が決定した関税措置に対抗し、中国は米国債購入を減らす選択肢も排除していない。駐米大使の崔天凱氏が明らかにした。崔大使はブルームバーグテレビジョンに対し、中国が米国債購入の減額を検討するかについて「あらゆる選択肢を検討している」と回答。「だからこそ、一方的で保護主義的な動きは米国を含め全員に被害が及ぶとわれわれは考えている。米国の中流市民の生活や、米企業、金融市場が打撃を受けるのは間違いない」と続けた。国外の米国債保有者として、中国は世界最大。保有額は1月時点で1兆1700億ドル(約123兆円)で、米国外で保有されている米国債総額の約19%を占めている。