• トランプ氏、自身のわいせつ疑惑でFBIに捜査要請検討-コミー氏
  • 大統領はツイッターで反撃、コミー氏は「正真正銘のうそつき」

トランプ大統領は13日、コミー前連邦捜査局(FBI)長官を「ゲス野郎」とののしった。一方、コミー氏はこの日、トランプ大統領とモスクワの売春婦が絡む疑惑の真偽は今も分からないと語った。

コミー前FBI長官
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

コミー氏は近く刊行する回想録で、大統領をマフィアの親玉のようだと表現。昨年のある時期に大統領は売春婦が絡む自身の疑惑をFBIに捜査させることも検討していたと明らかにした。これに対し大統領はツイッターで反撃。コミー氏の最初のテレビインタビューの抜粋が放送された後で、同氏は「正真正銘のうそつきで、情報漏えいの張本人だ。在任中はひどい仕事ぶりで、ワシントンの事実上全ての人がクビにするべきだと考えていた。そして実際、そうなった」と述べた。

ABCニュースが放映したインタビューの抜粋によるとコミー氏は、大統領から繰り返しモスクワ疑惑について尋ねられたという。同疑惑は2013年にモスクワで開催された「ミス・ユニバース」の期間中、トランプ氏が売春婦とみだらな行為に及び、その動画をロシアが保有しているというもの。