米朝首脳会談の中止について、ロシアのプーチン大統領は24日、フランスのマクロン大統領との首脳会談後の記者会見で、「朝鮮半島情勢の緊張緩和と非核化に向けた重大な一歩になると期待していたので残念だ」と話した。
プーチン氏は「金正恩(キムジョンウン)氏は事前の約束をすべて実行し、核実験場まで爆破したのに、その後、米国が取りやめたと聞いた」と、北朝鮮側を擁護する姿勢を示したが、一方で、「会談なしに事態の進展が期待できるだろうか」と述べ、米朝対話の実現に向けて、自らも努力する考えを示した。(サンクトペテルブルク=中川仁樹)