-
トランプ大統領の米国第一主義がG7を分断する可能性あると独首相
-
貿易や気候変動で「賛否の分かれる議論が行われるだろう」
メルケル独首相は6日、今週の主要7カ国首脳会議(G7サミット)でトランプ米大統領に貿易と気候変動に関して異議を唱える意向を表明した。同首相は、妥協の余地がないため共同声明がまとまらない可能性があると指摘した。
G7サミットは8、9両日にカナダ・ケベック州シャルルボワで開催される。メルケル首相は独議員らに対し、トランプ大統領の「米国第一」主義のため「われわれは多国間での合意に深刻な問題を抱えている」と発言。一致点が見いだせなければ、閉幕に当たって議長国カナダが一部参加国が合意していない声明を出す異例の事態もあり得ると述べた。
メルケル首相はG7でトランプ大統領と特に貿易について話す予定だとし、G7では「賛否の分かれる議論が行われるだろう」と指摘した。
原題:Merkel Warns of G-7 Summit Split Over Trump’s ‘America First’(抜粋)