[ワシントン/マッカレン(米テキサス州) 21日 ロイター] – トランプ米大統領は21日、米・メキシコ国境で引き離された不法移民の親子を再会させる措置を開始するよう、関係各省に命じたことを明らかにした。
トランプ大統領は「審査中は不法移民の家族を一緒に収容し、これまでに引き離された家族を再会させることで連携するよう」司法省、国土安全保障省、保健福祉省に命じたと語った。
米政府による不法移民の親子を引き離す措置を巡っては国内外から強い批判が出ており、トランプ氏は前日、不法移民の家族を一緒に収容する大統領令に署名。メラニア大統領夫人もこの日、親から引き離された子供が収容されるテキサス州の施設を訪れ、イメージ回復に努めた。
こうした中、米紙ワシントン・ポストは、不法移民の家族を一緒に収容するための移民当局のリソースが整うまで、トランプ政権が子供を連れた不法移民の訴追手続きを停止すると報じた。
司法省報道官は、成人の不法移民を訴追する「ゼロ寛容政策」に変更はないとし、報道は誤りとコメントした。