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過去に社員との間で同意の上での親密な関係、社則違反
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インテル取締役会、後任CEO探しに着手へ
半導体大手、米インテルはブライアン・クルザニッチ最高経営責任者(CEO)の退任を発表した。過去に社員との間で同意の上での親密な関係にあり、社則に反したことが明らかになった。
取締役会が後任CEOを探す間、ロバート・スワン最高財務責任者(CFO)が暫定CEOを務める。同社は「取締役会はインテルの戦略を固く信じ、次のCEO人選に鋭意努力する間、ボブ・スワン氏が社を率いていけると信頼している」との声明を発表した。
クルザニッチ氏(58)はパソコン産業が急成長し始めた1982年、ニューメキシコ州でエンジニアとしてインテルに入社。工場の現場監督を経て、CEOに上り詰めた。
スワン氏はイーベイのCFO、ウェブバン・グループのCEOを経て、2016年10月にインテルCFOに就いた。
インテルは人事発表と同時に、4-6月(第2四半期)業績見通しの上方修正も明らかにした。ニューヨーク時間午前10時過ぎの米国株式市場で株価は1.3%安。
原題:Intel CEO Krzanich Resigns After Relationship With Employee (2)(抜粋)
Intel CEO Krzanich Resigns After Relationship With Employee (1)