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仮想通貨の違法採掘は今年、前年に比べ459%増えた
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急速な伸びに鈍化の兆しは見えないーサイバー・スレット・アライア
ハッカーらがモネロやビットコインなどの仮想通貨を違法にマイニング(採掘)している。米国家安全保障局(NSA)から流出した形のソフトウエアの欠陥が悪用されているという。
サイバー・スレット・アライアンスが19日公表したリポートで明らかにした。それによると、仮想通貨の違法採掘は今年、前年に比べ459%増えた。「急速な伸びに鈍化の兆しは見えない」としている。
急増の理由は、古いマイクロソフトのソフトウエアの脆弱(ぜいじゃく)性を突く「エターナル・ブルー」というツールが2017年に流出し、これによって同ソフトウエアの欠陥が露呈したことだ。今では一部ハッカーがこの欠陥を悪用し、他人のコンピューターを支配して仮想通貨を作り出しているという。エターナル・ブルーはNSAから盗まれたとみられ、それをハッカー集団が昨年以降に拡散した。NSAは取材に対しコメントを控えた。
マイクロソフトのシニアディレクター、ジェフ・ジョーンズ氏は発表文で、「セキュリティー更新版を2017年3月にリリースしており、これを適用した顧客は保護されている」と述べた。
原題:Hackers Target Bitcoin With Leaked NSA Software Tip, Report Says(抜粋)