• 不動産売買のプラットフォームを運営する米オープンドアに投資
  • 調達した資金は機能の追加と新たな地域への参入の原資に

不動産売買のプラットフォームを運営する米オープンドアは既に、インターネットを介して住宅を買い取るための資金として数十億ドルを調達したが、新たな大型投資家が同社に出資することになった。ソフトバンクグループのビジョン・ファンドだ。

オープンドアは価格査定のアルゴリズムを駆使して迅速に、全額現金で不動産を買い取る。売却プロセスをシンプルにすることで手数料を受け取る。ビジョン・ファンドは同社に4億ドル(約450億円)を投資する。

この投資はオープンドアの企業価値を20億ドル以上と評価していると、事情に詳しい関係者が匿名を条件に述べた。オープンドアはこれまでに、ゼネラル・アトランティックやアクセス・テクノロジー・ベンチャーズ、住宅建築のレナーなどの投資家から10億ドル余りの出資を受け入れ、20億ドル超を借り入れた。

エリック・ウ最高経営責任者は「住宅の購入と販売は人生の一大イベントだ」とした上で、理想の家を見つけた人がボタンをクリックするだけで全てを任せられるようなサービスを目指していると話した。新規に調達した資金は機能の追加と新たな地域への参入の原資にするという。

原題:SoftBank Bets $400 Million on Housing Market Startup Opendoor(抜粋)