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ゴールドマンとモルガンSの決算、ジャーナリスト殺害の証拠
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ウーバーが来年にもIPO、メリルリンチ機関投資家調査
ゴールドマン・サックス・グループやモルガン・スタンレーの決算を好感して株式相場は大幅反発し、S&P500種株価指数は10日以降の下げの半分余りを取り戻しました。トルコで失踪したとされるサウジアラビアの反体制派ジャーナリストを巡っては報道や発言が相次いでいますが、真相は依然不明なままです。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
投資銀行が好調
ゴールドマンの7-9月(第3四半期)は、投資銀行業務の収入が予想に反して前年同期から10%増えた。全体では19%の増益。モルガン・スタンレーはトレーディングと投資銀行業務の収入が予想を上回った。業績は債券、株式、投資銀行の3つの主要事業でアナリスト予想より良かった。投資銀行業務の収入は15%増えた。
確かな証拠
トルコ警察はサウジアラビア領事館捜索で、サウジのジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏がそこで殺害されたことを裏付ける「確かな証拠」をつかんだと、AP通信が報じた。グラム米上院議員はサウジのムハンマド皇太子を「破壊的」で「毒をまき散らす」人物だとし、この事件に直接の責任があると非難。一方、トランプ大統領は、皇太子は一切関知していないとツイートした。
来年にIPOか
ウーバー・テクノロジーズは企業価値を最大1200億ドル(約13兆4400億円)と試算する新規株式公開(IPO)案を受け取っていた。米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が事情に詳しい匿名の関係者を引用して報じた。IPOは来年初めに実施される可能性があるという。
景気サイクルは後期
バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチがまとめた10月調査によれば、長期にわたる景気拡大が終わりを迎えるとして、ファンドマネジャーらは世界経済への弱気な見方から現金留保を拡大している。世界経済がサイクルの後期にあると回答したファンドマネジャーの比率は85%と、調査開始以来の最高を記録した。
年内の採決はない
北米自由貿易協定(NAFTA)に代わる貿易協定(USMCA)は年内に議会で採決されることはないだろうと、米共和党のマコネル上院院内総務が述べた。トランプ政権の代表的な成果である同協定を巡り、来年に民主党との間で激しい攻防が繰り広げられる可能性がある。
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