[ニューヨーク 6日 ロイター] – 終盤のニューヨーク外為市場でドルはおおむね横ばい。この日投票が行われている米中間選挙や経済への影響を巡り慎重ムードが広がった。
ねじれ議会は短期的にドル安要因となる可能性はあるが、ドイツ銀行の通貨戦略部門幹部は「こうした結果は最も可能性が高いとみられているため市場への影響は限られ、当初の反応がすぐに反転する状態につながる」と予想する。長期的に見ると、ねじれ議会がドルの追い風となる可能性をアナリストは指摘する。共和党が上下両院を制すれば、貿易摩擦や赤字が拡大する恐れがある。民主党が両院を制すれば、減税政策の転換や共和党が緩和した規制を再びかける可能性もある。
シリコンバレー銀行のトレーダーは「議会の構成が変わっても、対立状態が経済を巡る新たな問題とならなければ、連邦準備理事会(FRB)の利上げは阻害されない」と話す。ただ、予想外の結果となれば、ドルロングポジションの巻き戻しにつながる可能性もある。ドルは他通貨に対し、4月の安値から7%強上昇している。
ドル/円
NY午後4時 113.45/113.48
始値 113.14
高値 113.49
安値 113.11
ユーロ/ドル
NY午後4時 1.1417/1.1418
始値 1.1406
高値 1.1438
安値 1.1405