8日のニューヨーク外国為替市場では米ドルが上げを拡大。ニューヨーク原油市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が弱気相場入りし、カナダ・ドルが日中安値に下げた。
サウジアラビア政府系シンクタンクが、石油輸出国機構(OPEC)が分裂した場合の影響について研究を開始したと一部で報じられた後、カナダ・ドルは大きく下げ、米ドルは一段高となった。
ドルは対円でも上昇し、一時1ドル=114円を付けた。
ニューヨーク時間午後3時22分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.6%上昇。ドルは対円で0.4%高の113円99銭。ユーロは対ドルで0.6%安の1ユーロ=1.1361ドル。
原題:Dollar Extends Gains, Loonie Slides as WTI Enters Bear Market(抜粋)