ASEAN=東南アジア諸国連合と、日本や中国、ロシアなどが集まって13日から3日間、シンガポールで一連の首脳会議を開きます。ASEAN首脳会議や東アジアサミットに加え、ことしはRCEP=東アジア地域包括的経済連携の首脳会議も開かれ、安全保障や貿易など幅広い分野で意見が交わされます。
シンガポールで開かれる一連の首脳会議にはASEAN各国の首脳のほかに、日本の安倍総理大臣や中国の李克強首相、ロシアのプーチン大統領、アメリカのペンス副大統領などが出席します。
13日はASEAN10か国の首脳会議が開かれ、中国が軍事拠点化を進める南シナ海の問題などについて意見が交わされる見通しです。その後は各国の首脳が一堂に会する機会を利用して2国間会談などが相次いで行われるほか、最終日には18か国が参加する東アジアサミットが開かれ、地域の安全保障などについて話し合う予定です。
また、ことしは、14日の2日目にASEANや日本、中国、インドなど、16か国が参加するRCEPの首脳会議も開かれ、アジア太平洋地域での巨大な自由貿易圏の実現に向けて首脳レベルの協議が行われることになっています。