[26日 ロイター] – インターネット通販の米年末商戦幕開けとされる「サイバーマンデー(感謝祭翌週の月曜日)」が26日始まった。アドビ・アナリティクスの算出によると、売上高は過去最高の78億ドルに達する見通し。米東部時間午前10時(日本時間27日午前0時)までに、インターネット通販売上高は5億3100万ドルとなっている。
ただ、中国のネット通販商戦日とされるアリババ・グループによる11月11日の「独身の日」セールの今年の売上高である約307億ドルと比べると、なお見劣りする内容となる見込み。アドビのデータによると、今年のサイバーマンデーでは玩具の値引きが最大となる見通し。米玩具大手トイザラスの経営破綻を背景に、小売各社が玩具販売を拡充したことが背景にある。
また、米年末商戦の幕開けとなる感謝祭明けの「ブラックフライデー」のネット通販売上高は23%超増加し、60億ドルを超えた。全米小売業協会(NRF)は、11─12月の米年末商戦の小売売上高が前年比4.3─4.8%増の7億1745万─7億2089万ドルと予想する。