【サンパウロ時事】ロイター通信によると、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者の娘が13日深夜から14日未明(日本時間14日午前から午後)にかけて、同社が容疑者に自宅として提供していたブラジル南東部リオデジャネイロのリゾート地、コパカバーナ海岸の高級マンションに立ち入り、現金や書類などの「私物」を運び出した。裁判所執行官や日産代理人の立ち会いの下で行われたという。
マンションは日産子会社が購入。日産側は不正の証拠隠滅の恐れがあるなどとして、事件発覚直後に容疑者の関係者が入れないよう鍵を交換。私物回収のため立ち入りを求める娘側と日産側が争っていたが、リオデジャネイロ州の裁判所は娘側に入室を認めていた。