[東京 6日 ロイター] – 会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された前会長カルロス・ゴーン被告に関連した不正行為について、日産自動車(7201.T)が仏ルノー(RENA.PA)と共同調査を始めていることがわかった。調査対象はオランダにある両社の統括会社「ルノー・日産B.V(RNBV)」で、不透明な報酬や横領がなかったなどを調べている。関係筋が6日、明らかにした。
RNBVを巡っては、ルノー幹部がRNBVを通じ、ルノー役員会の認知していない多額の不透明な報酬を受け取っていたことなどが、ロイターの取材で明らかになっている。関係筋は「RNBVが不正の温床だったのではないか」とみている。
梅川崇 白木真紀 編集:田巻一彦