【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は4日、トランプ大統領とパウエル議長が同日夜、ホワイトハウスで会談したと発表した。FRBは「最近の景気動向や経済成長の見通し、雇用・物価情勢について意見を交わした」と説明。金融政策の方向性は議論しなかったとしている。

 FRBによると、パウエル議長は会談で、経済指標に基づいて今後の金融政策を判断する考えを強調。FRBが政策目標に掲げる雇用の最大化と物価の安定を実現するため、「慎重かつ客観的で、政治色のない分析だけに基づいて政策を決定する」と語った。

 夕食を交えた会談には、ムニューシン財務長官とクラリダFRB副議長が同席した。(2019/02/05-12:08)