【ロンドン時事】英国の欧州連合(EU)からの離脱に抗議するため、テレビ番組などで全裸になってEU残留を訴える女性が現れ、物議を醸している。離脱まで約40日。議会が紛糾して行き詰まり、経済に打撃を与える「合意なき離脱」が現実味を帯びる中、英国内の論争は激しさを増している。

出演者も観客も全裸の演劇、仏パリの劇場で初上演

 女性経済学者ビクトリア・ベイトマン氏は今月、テレビやラジオの番組に相次いで全裸で登場。「離脱すれば、英国は裸一貫になる」と離脱阻止を訴えた。教壇に立つ名門ケンブリッジ大学の学生向けにも全裸で講演したという。

 著名ジャーナリストのレイチェル・ジョンソン氏もこれに加勢。出演したテレビ番組の途中で突然服を脱ぎ、上半身裸になって残留を呼び掛けた。レイチェル氏は、強硬離脱派の代表格ボリス・ジョンソン前外相の妹として知られる。(2019/02/18-06:43)