[ワシントン 5日 ロイター] – カドロー米国家経済会議(NEC)委員長は5日、米中通商協議がテレビ会議形式で来週も継続すると明らかにした。 

カドロー氏はブルームバーグテレビに対し、中国の劉鶴副首相はこの日の協議終了後に北京に戻るが、双方の意見のすり合わせに向け、来週もテレビ会議を使って協議を続けると表明。「協議はここで終わりにしない。話し合いは続いている」と語った。 

また「協議はエンフォースメント(ルールの実効性担保)、知的財産権の窃取、強制的な技術移転、所有権、サイバー空間、コモディティーなど多くの分野で進展している。交渉はまだ道半ばだが、以前よりもずっと進捗している」と述べた。 

米中協議について、トランプ大統領は4日、合意にかなり近づいており、4週間以内に発表する可能性があると述べた。この日は、協議は順調に進捗しているが、合意できるかについては予断を持たないとした。 

米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は、いくつか解決すべき「非常に大きな問題」が依然として残っているとの見解を示しており、同代表の動向が「協議進展の鍵を握る」(戦略国際問題研究所のスコット・ケネディ氏)もようだ。