米民間調査機関コンファレンスボードが25日発表した6月の米消費者信頼感指数は、2017年9月以来の低水準に落ち込んだ。中国やメキシコとの通商対立の中、米国の景気と労働市場に対する楽観的な見方が後退した。
キーポイント |
・6月の消費者信頼感指数は121.5-前月131.3 ・ブルームバーグがまとめた市場予想の全てを下回った ・予想中央値131.0 ・現況指数は162.6に低下-前月170.71年ぶりの低水準 ・期待指数は94.1に低下-前月105.0 |
インサイト
- 現在「仕事が豊富にある」との回答は44%に減り、3カ月ぶりの低水準
- 「就職が困難」との回答割合は16.4%に上昇し、17年11月以来の高水準
コンファレンスボードの見解
景気指数担当シニアディレクター、リン・フランコ氏:
「今月上旬に貿易と関税を巡る緊張が激化したことが消費者の信頼感を揺さぶったようだ」-発表資料
詳細
- 新車を購入する計画があるとの回答は低下し、この1年余りの最低水準。家電を購入する予定との回答は15年1月以来の低水準に落ちた
- 1年後に今より金利が低下しているとの予想は11.8%に上昇し、16年7月以来の高水準
原題:Consumer Confidence in U.S. Declines to Lowest Since 2017 (1)(抜粋)