7月のミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は前月からわずかに改善し、過去10年余りの高水準近くにとどまった。パーソナルファイナンスの見通しに関する楽観が強まった。
キーポイント |
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・ミシガン大消費者マインド指数(速報値)は98.4に小幅上昇 ・ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は98.8 ・前月は98.2 ・同指数は過去5カ月、2.8ポイントのレンジ内で推移期待指数は90.1に上 昇(前月89.3) ・現況指数は111.1に低下(同111.9) |
インサイト
- ほぼ50年ぶり低水準の失業率や株式相場の高値更新を背景に個人消費が支えられ、世界的な成長鈍化や製造業活動の弱さ、低調な企業投資といった課題を抱える経済の原動力となっている
- パーソナルファイナンスの見通しに関する指数は136に上昇-2004年以来の高水準に並ぶ
- ミシガン大学の消費者調査責任者、リチャード・カーティン氏:
- 「パーソナルファイナンスの良好なトレンドにはなお広がりが見られる」
- 「こうした好ましい家計見通しは収入と資産の増加によって支えられている」
詳細
- 5年先のインフレ期待は2.6%に上昇(前月は過去最低の2.3%)。1年先のインフレ期待は2.6%に低下(前月2.7%)
- 統計の詳細は表をご覧下さい
原題:Americans’ Sentiment Firms on Best Financial View Since 2004 (1)(抜粋)