【ソウル時事】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は31日未明、東部・元山付近から飛翔(ひしょう)体数発を発射した。
元山北方の虎島半島一帯から発射された。合同参謀本部は「さらなる発射に備え、関連動向を監視し、対応態勢を維持している」と述べた。米政府高官は発射について、「報道は把握しており、状況を注視し続ける」と述べた。
北朝鮮は25日、元山近くから短距離弾道ミサイルとみられる飛翔体2発を発射。北朝鮮メディアによれば、金正恩朝鮮労働党委員長の立ち会いの下、「新型戦術誘導兵器」の発射が行われた。
正恩氏は、8月に予定される米韓合同軍事演習の中止を要求しており、演習に対抗するため、発射を繰り返す可能性もある。