【ワシントン時事】米西部ワシントン州など13州は14日、国土安全保障省を相手取り、トランプ政権が打ち出した新たな移民規制の施行停止を求める訴訟を同州の連邦地裁に起こした。低所得の移民に対するグリーンカード(永住権)発給制限などが、移民や福祉に関する連邦法違反に当たると訴えている。
10月15日に施行予定の新規制は、所得が一定水準に満たない移民のほか、医療扶助や食料配給など政府支援を受ける移民が対象。ワシントン州のファーガソン司法長官は、声明で「『豊かな者は歓迎するが、貧しい者はそうでない』というトランプ政権のメッセージは明らかだ」と非難した。