【モスクワ時事】ロシア外務省は13日、アフガニスタンの反政府勢力タリバンの代表団がアフガン問題を担当するロシアのカブロフ大統領特使とモスクワで会談し、米国との協議を再開する用意があると表明したと発表した。
ロシア外務省がフェイスブックで明らかにしたところでは、ロシア側が対米協議再開の必要性を強調したのに対し、タリバン側はその用意があると応じたという。
トランプ米大統領は10日、協議に反対していたとされるボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)の解任を発表。タリバンがこれに呼応して柔軟な態度を示した可能性がある。ロシアは昨年から今年にかけ、モスクワでタリバンを招いた和平協議を開催するなど、アフガン問題に積極的に関与する姿勢を見せている。