【ソウル=建石剛】韓国紙・朝鮮日報は18日、チョ・グク法相(54)の家族ファンドを巡り、検察がチョ氏を公職者の直接投資を禁じる公職者倫理法違反容疑で捜査していると報じた。チョ氏の聴取は避けられず、進退問題に発展すると伝えている。

 チョ氏は2017年5月に大統領府民情首席秘書官に就任した。チョ氏の妻ら6人は約2か月後にファンドに出資し、親族の男(逮捕)が実質的に所有する運用会社に委託した。朝鮮日報によると、検察は男がチョ氏と妻の2人にファンドの運用方針を伝え、チョ氏らの意見を実際の運用に反映させた事実を確認しているという。