米情報部門トップのマグワイア国家情報長官代行=2018年7月、ワシントン(AFP時事)
米情報部門トップのマグワイア国家情報長官代行=2018年7月、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は18日、トランプ大統領が外国首脳との電話で交わした「約束」をめぐり、米情報機関の当局者が内容を問題視し、内部告発を行ったと報じた。調査に乗り出す議会に対し、政権が説明を拒否するなど、波紋を広げている。

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 相手の首脳や約束の内容は明らかでない。同紙によると、当局者は8月12日、国内情報機関を担当するアトキンソン監察官に内部告発。同監察官は告発の信頼性が高く、議会に通報する義務のある「緊急の懸案」と判断した。

 だが、情報部門トップのマグワイア国家情報長官代行は司法省と協議の結果、議会への説明が必要な案件ではないと認定。19日には下院情報特別委員会にアトキンソン監察官が呼ばれたが、シフ委員長(民主)によれば、同監察官も政権の方針に従い、説明を控えたという。