【シリコンバレー時事】約24億人の利用者を抱える世界最大の交流サイト(SNS)を運営する米フェイスブックが仮想現実(VR)を使った交流サービスに乗り出す。現実世界の人のつながりを押さえている同社が構築する仮想空間は、VRの経済圏を広げる可能性がある。
「話している相手が近くにいるかのような感覚で友人と遊んだり、イベントを企画したりできる」。25日にカリフォルニア州で開いた自社イベントで、ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、VRの新サービス「ホライズン」の試験版を2020年に始めると発表した。
VR子会社オキュラスのゴーグル型端末の上位機種を装着し、VRでアバター(分身)に変身。他の人のアバターと会話しながら、街を散策したり、一緒にゲームをしたりする。自分で仮想空間を創造することもできるという。