[14日 ロイター] – 中国が米国との「第1段階」の通商合意に署名する前に、10月末ごろに合意を巡る詳細について一段の協議を持つことを望んでいると、ブルームバーグが14日、関係筋の情報として報じた。
トランプ大統領は11日、米中が第1段階の通商合意に達したと発表。中国による米農産品の大規模購入のほか、一部の知的財産権、為替、金融サービスの問題などについて合意し、米国は15日に予定していた対中制裁関税引き上げを見送る方針を決めた。
ブルームバーグによると、中国政府は合意文書の取りまとめに向け、劉鶴副首相率いる代表団を派遣する可能性があるという。
トランプ大統領と中国の習近平国家主席はチリで11月に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で合意文書に署名する可能性がある。
中国政府はさらに、米政府が12月15日に発動を予定している対中追加関税を見送ることも望んでいるという。