[ワシントン 18日 ロイター] – トランプ米大統領は18日、自身の弾劾調査を巡り議会で証言する可能性があると述べた。ただウクライナ疑惑に関して「何も悪いことはしていない」とした。トランプ氏が弾劾調査で証言の意向を示したのは初めて。
トランプ氏はツイッターに「何も悪いことはしていないし、『適正な手続きを経ないでっちあげ』に加担することも好まないが、(証言を行うとの)考えは気に入った。議会の焦点を元に戻すため、(証言実施を)前向きに検討する!」と投稿した。
民主党が主導する下院の弾劾調査では、トランプ氏に対する正式な証言要請は行われていない。2016年大統領選へのロシア介入疑惑の捜査でも、トランプ氏はモラー特別検察官による聴取に一時前向きな姿勢を示したが、結局聴取は書面で行われた。
ペロシ下院議長(民主党)は米CBSの番組で「大統領は委員会の場で彼が望む真実を話すことはできるし、書面でも可能だ。この問題を明らかにするあらゆる機会がある」と述べた。
議会は先週、トランプ氏のウクライナ疑惑を巡る弾劾調査で公開公聴会を開始。今週はソンドランド駐欧州連合(EU)大使を含む8人が証言に臨む。