- アマゾン年末商戦は「記録更新」、ティファニー1-3%増に回復
- アップルまた最高値、米社債の国外からの買い続く見通し、中国空母
初の9000台。ナスダック総合指数が年末の薄商いの中で大台をクリアしました。アマゾンが今年のホリデーシーズンの売上高について「記録を更新」したと発表。個人消費の堅調さが続いていることが確認されたとの声が、市場関係者から聞かれました。きのう反発した日本株への追い風となるのか。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
「かつてなく好調」
米アマゾン・ドット・コムは「プライム」を利用した顧客が今年のホリデーシーズンに過去最多となったと発表した。年末商戦中の1週間だけで、世界の500万超の新規顧客がプライムの無料トライアルを開始、あるいは有料会員になったと説明。ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は「このホリデーシーズンは全世界の顧客と従業員のおかげで、かつてなく好調だ」と述べた。
LVMHもにんまり
高級宝飾品小売りの米ティファニーでは、ホリデーシーズンの売上高が回復した。同社を162億ドル(約1兆7760億円)で買収する仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンにとっては明るいニュースとなった。ティファニーは11月1日から12月24日までの売上高について、暫定値で前年同期比1-3%増と発表。中国本土が全体をけん引したという。
年初来で80%超
26日の米株式市場でアップルの株価が3営業日連続で最高値を更新した。年末商戦売上高の堅調を示唆するデータや、「エアポッド」、「iPhone」などのアップル製品が消費者の欲しい物リスト上位に入っているとしたエバコアISIの調査リポートが背景。月初から26日までの18営業日のうち、アップル株が下落したのは5日のみ。年間ベースでの上昇率は80%を超える。
利回りが違う
米社債市場では来年も国外投資家が存在感を示しそうだ。米連邦準備当局がまとめたデータによれば、今年の年初から9月末にかけて国外投資家が購入した債券は純額1140億ドル(約12兆5000億円)だった。マイナス利回りの証券が世界で11兆ドルを超える状況で、投資資金は高い利回りを追い求めて高格付け債に流入し続けると見込まれる。投資適格級の米社債利回りは平均で2.87%。欧州の社債利回りは絶対値でわずか0.47%、日本の社債は0.46%。
1月の総統選を前に
中国初の国産空母「山東」が台湾海峡を航行した。台湾国防部(国防省)がウェブサイトに情報を掲載した。中国当局が山東を台湾海峡に派遣し、通過させたのは先月に続いて2回目。AFP通信によれば、中国は先月の航行について通常の訓練だと説明した。台湾では1月11日に総統選と立法院(国会)選挙が行われる。
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