[ドバイ/モスクワ 27日 ロイター] – イラン、中国、ロシア各国軍は27日、インド洋とオマーン湾で4日間の共同軍事演習を開始した。 

イラン海軍の幹部は国営テレビに対し「この演習のメッセージは、協力と結束を通じた平和、友好、持続的な安全保障だ。その結果、イランを孤立化できないことが示されるだろう」と述べた。 

演習では、火災を起こしたり海賊の攻撃を受けた船舶の救援や、射撃などを実施するという。 

オマーン湾は、石油輸送の要衝であるホルムズ海峡とアラビア海を結ぶ重要な海域。 

今年5月と6月にタンカーなどが攻撃を受ける事件が起き、米国は同海域の安全確保を目的とする有志連合構想を提案した。 

中国国防省は26日、演習にミサイル駆逐艦「西寧」を派遣すると発表した。 

ロシア国防省機関紙「赤い星」によると、同省は27日、バルチック艦隊のフリゲート艦など3隻を派遣したと明らかにした。