【ワシントン時事】トランプ米大統領は12日、イランがウクライナ旅客機撃墜を認めたことを受けてテヘランなどで発生した抗議デモについて、ツイッターに「デモ隊を殺すな」と投稿し、イラン指導部に警告した。その上で、昨年11月にイラン全土で起きた抗議デモで多数の犠牲者が出たことを念頭に「既に数千人が殺害もしくは投獄された」と指摘。「米国は注視している」と強調し、記者の自由な取材などを求めた。
ポンペオ国務長官もツイッターで「イラン市民の声は明確だ。政府のうそや汚職、革命防衛隊の蛮行にうんざりしている」と強調。デモを撮影したとされる動画も投稿した。
また、米政府高官は「(撃墜は)大惨事で、イランは恐ろしい過ちを犯した」と指摘した。「イランの無謀な行動が再び壊滅的な結果をもたらした」と述べた上で「無謀な野心を捨て、普通の国のように振る舞うことがこれまで以上に重要だ」と訴えた。