【ワシントン時事】米各メディアによると、トランプ米大統領の弾劾訴追につながったウクライナ疑惑に絡み、ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のビンドマン陸軍中佐が7日、解任された。下院の弾劾調査でトランプ氏に不利な証言をしたことから、報復されたとみられる。ビンドマン氏は軍に戻る見通し。
また、CNNテレビによると、同様に弾劾調査で証言したソンドランド駐欧州連合(EU)代表部大使も、声明で「大統領が私を直ちに更迭する意向だと伝えられた」と明らかにした。
ロイター通信によれば、ビンドマン氏の弁護士は声明で「ビンドマン氏は真実を語ったために解任を言い渡された」と主張した。これより先、トランプ氏はビンドマン氏について、記者団に「あいつには満足していない」と述べ、近く処遇を決める意向を示していた。