新型コロナウイルス・経済影響

民間の金融機関を通じて新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた企業を支援する日銀の新たな貸し出しが今月25日から始まります。日銀が銀行や信用金庫に対して低い金利で資金を出し、積極的な融資につなげるねらいです。

新たな制度は、日銀が今月16日の金融政策決定会合で導入を決めました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で売り上げが減っている企業に融資した民間の金融機関に対し、日銀が金利0%の低い金利で資金を貸し出す仕組みで積極的な融資を後押しします。

日銀はこの新たな制度にもとづいて今月25日から資金の貸し出しを始める予定で、第1弾の貸し出し先として大手銀行や地方銀行、信用金庫など18の金融機関を選びました。

多くの資金が必要になる年度末が間近に迫る中、政府系の金融機関とともに資金繰りに困る企業を支えるねらいで、今後も貸し出し先となる金融機関を増やす考えです。