[ワシントン/モスクワ 1日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は1日、原油生産者と消費者はともに、世界の原油市場の「厳しい」状況を改善するための解決策を見つけなければならないとの考えを示した。 

テレビ電話会議の形式で行った閣議で述べた。 

新型コロナウイルス感染拡大による需要の落ち込みに加え、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどによる協調減産の終了で、原油価格は大幅に下落している。原油先物LCOc1は1月の高値から70%近く値下がりした。 

プーチン氏は、石油業界への投資が減少すれば、将来原油価格は必ず高騰するとし、そうした状況を誰も望んでいないと述べた。 

そのうえで「市場全体の状況を緩和するため、主要な生産者と消費者が連携して対処する必要がある」との認識を示した。 

また、トランプ米大統領は3月31日、必要ならサウジアラビアおよびロシアと原油安を巡り協議すると述べている。